Rules
ルール・規約


HIP HOP INTERNATIONAL および HIP HOP INTERNATINAL JAPAN が行う大会においては、フィギアスケートのように、正確で、厳密なルールが存在します。
そのルールに則って、大会は審査員(ジャッジ)による審査が行われます。
大会では高得点を得るためには、このルールに則った演技(ルーティン)を作ることが、近道となりますので、
ぜひよくお読みにいただき、最大の大会映像などをご覧いただき、研究を行ってみてください。
なお、大会規則と採点基準は毎年改定される可能性がありますので、定期的に本ページにて必ずご確認ください。
HIPHOP INTERNATIONAL (HHI) について
HIPHOP INTERNATIONAL(HHI)は、世界100か国以上に認知されている国際組織であり、ヒップホップ文化の価値を尊重しながら、イベントや審査員・教育者の認定においてプロフェッショナルな基準を維持しています。
登録・参加資格基準およびポリシー
- 各クルーメンバーは、代表する国の市民権または居住資格を持っていなければなりません。
- 連続する3年以内に3か国以上の代表として大会に参加することはできません。
- 同じイベントまたは同じ年に2か国の代表として大会に参加することはできません。
ダンスクルーの構成
- ジュニア部門:5〜9名、12歳以下
- バーシティー部門:5〜9名、13〜17歳
- アダルト部門:5〜9名、18歳以上
- ミニクルー部門:3〜4名、年齢制限なし
- JVメガクルー部門:10〜40名、17歳以下
(クルーの最大10%は開催年度内に19歳になる18歳のメンバーで構成することができます。) - メガクルー部門:10〜40名、年齢制限なし
年齢条件(ジュニア・バーシティー・アダルト)
- 年齢は大会年度の12月31日時点で決定されます。
- 大会年度内に2つの年齢別部門に該当するクルーメンバーは、その年度内はいずれの部門にも参加することができます。
- 例:12歳で年度内に13歳になる場合→ジュニアまたはバーシティー
- 例:17歳で年度内に18歳になる場合→バーシティーまたはアダルト
- 最大3名まで、下の年齢層のメンバーが上の部門に参加できます。ただし逆は認められません。
参加制限
- クルーメンバーは、1部門の中で2つまでのクルーに参加できます。
- クルーは、3分の1を超えるクルーメンバーを同じ部門内の別のクルーに出場させることはできません。
- メガクルーのクルーメンバーは、同じ大会のJVメガクルー部門に出場するクルーメンバーの3分の1を超えるメンバーを含むことはできません。
演技(ルーティン)/音楽の長さ
- ジュニア/ミニクルー:1:25〜1:35
- バーシティー/アダルト:1:55〜2:05
- JVメガクルー:2:30〜3:30
- メガクルー:3:00〜4:00
音楽基準
- 音源は主催者の指示に従って提出しなければなりません。
- 音源には露骨な表現や不快な内容を含んではいけません。
ダンススタイル
クルーは、同じ動きやパターンを過度に使用することなく、幅広いダンススタイルを演技に取り入れることが推奨されます。
以下はクルーがルーティンに取り入れうる、ストリート・クラブ・ファンクの確立当初から現在までのダンススタイルのリストです。リストにないストリート/クラブ/ファンクのダンススタイルがある可能性を踏まえ、ルーティンはこれらのスタイルに限りません。
- ヒップホップダンス
- ロッキング
- ポッピング
- ブレイキング
- ワッキング
- ヴォーギング
- ハウスダンス
- パーティダンスまたはクラブダンス(人気のダンスまたは流行りのダンス)
- クランピング
- ステッピング
- ガンブーツダンス
- ダンスホール
- アフロスタイル
- レゲトン
- コマーシャルダンス
審査員
審査員はHHIによって認定されており、芸術点と技術点の基準に照らしルーティンを評価します。
採点
総合得点は10点満点
芸術点=総合得点の50%(5点)
- 創造性
- ステージング、間隔、フォーメーション、レベルチェンジ
- ショーマンシップ
- スタイルプレゼンス、衣装
- エンターテインメント性/観客へのアピール
個性的でオリジナリティや創造性のある動作、ステージの有効活用、フォーメーション、ショーマンシップ、本物のダンススタイルを演じ、観客を盛り上げるエンターテイメント性のある演技は高く評価されます。
技術点 = 総合得点の50%(5点)
- 音楽性
- 一致性/タイミング
- 動きの完成度
- 本物のダンススタイルの実施難度
- ダンススタイルのバラエティ性
審査員は、演じられたスタイルの完成度及びその難度を評価します。演技(ルーティン)全体を通じての動きの質を評価するもので、これには、腕、脚、身体の位置、5つのレベル(フロア、ニーリング、クラウチング、スタンディング、エアー)のコンビネーション、およびクルーメンバーの一致性が含まれます。
順位
- クルーの最終的な順位は、決勝で獲得した点数のみで決定します。
- 同点の場合は次の順で順位が決定します。
- 芸術点が一番高いチーム
- 技術点が一番高いチーム
- 全審査員の順位付けの分析
一般基準
- 衣装は、ヒップホップやストリートダンスカルチャー(すべてのジャンル)と合致しそのイメージに沿ったものでなければなりません。
- 小道具はミニクルーおよび5〜9人のクルーでは禁止。ただし、メガクルー・JVメガクルーではパフォーマンスに関連する小型の手持ち道具が許されます。
- 全てのクルーメンバーは、メガクルー・JVメガクルーを除き、演技途中の舞台への出ハケはできません。
- メガクルーおよびJVメガクルーについては、メンバー全員が演技開始・終了時に少なくとも30秒間はステージ上に揃い、同時に演技を開始・終了しなくてはなりません。
ステージサイズ
日本大会は、奥行き9.75メートル × 横幅12メートルです。
演技順序 ※世界大会
- 予選ラウンド:イベント主催者がコンピューターによりランダムに順序を決定します。
- セミファイナルラウンド:予選スコアの低い順番に演技をします。
- ファイナルラウンド:予選または準決勝スコアの低い順番に並べ、最後にディフェンディングチャンピオンを加えます。
練習ラウンド/テックリハーサル/競技ラウンドの構成
- 可能であれば、競技ステージでのリハーサル時間が与えられます。遅刻した場合この機会を失うことがあります。
- 競技は、主催者の判断および時間次第で、1ラウンド(ファイナルのみ)、2ラウンド(予選+ファイナル)、または 3ラウンド(予選・セミファイナル・ファイナル)で構成されます。
ルーティンの変更
- ラウンドが進むにつれて、ルーティンを修正したり、新しい振付に変えたりすることが認められています。
World Hiphop Dance Championship への出場クルー数&選出方法
- HIPHOP INTERNATIONALライセンス保有者のプロデュースする国内の予選選考会、国内予選が行われない場合はHHIライセンス保有者の選考、HHIの特別招待、のいずれかによりWorld HipHop Dance Championshipへの出場権を得ることができます。
- 国内予選の各部門で上位5位以内に入ったクルーと、ディフェンディングチャンピオンがWorld HipHop Dance Championshipに進むことができます。
減点項目
具体的な減点基準は下記リンクの公式ルール&規定マニュアルに記載されていますので、ご参照ください。
ルーティン作成時の注意点
- 本物らしさ: クルーの強みとその個性の色合いを最もよく引き出すダンススタイルを慎重に選んでください。
- 独自性: 過去の勝者の模倣を避け、新鮮さがあり、創造力に富んだ目新しい振付を取り入れてください。
- 創造性: 楽曲を過度に多用したり、音響効果を加え過ぎたりすることは間違いです。
- グルーヴ: 音楽の中に「グルーヴ」を見出し、それをクルーの演技で表現してください。
- バラエティ性: 複数のスタイルを取り入れるよう努めつつ、それぞれを正確に実行してください。
- クルーの強み: 審査員は、最も実力が低いクルーメンバーを通してクルーの能力を評価します。
- シグネチャームーブ: 独自の印象を持つムーブを開発し、創造性・個性・インパクトを高めてください。
- ステージング: ステージ全体を活かしてください。

ALL JAPAN HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP
2026.4.12. Sun.
さいたま市文化センター (ACCESS)
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